デザイン
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見えない設計図としての余白

アイキャッチ画像_見えない設計図としての余白
ナツヤアユム
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この記事のまとめ
  • まずは余白から考えることで、全体が整いやすくなる
  • 余白はただ空けるのではなく、印象をデザインするための設計図になる

私はデザインを始めるとき、最初に「余白をどう取るか」を考えるようにしています。
そのひと手間だけで、配置に迷うことが減り、全体のバランスもぐっと整いやすくなります。

空けておくことから始める

最初に整えるのは、何も置かない場所

私はチラシなどを作るとき、まず「どのくらい余白を取るか」を決めるところから始めます。

もちろん、印刷物には仕上がり線から内側に取るべき「安全領域(マージン)」があります。でも、余白を設計する理由は、それだけではありません。

印象に合わせて、余白の幅を変える

  • にぎやかさ・勢いを伝えたいとき → 余白をやや狭めに
  • 高級感・静けさ・洗練された印象を出したいとき → 余白をゆったり広めに

こんなふうに、伝えたい印象や目的に合わせて、空けておくべきスペースを最初に決めておくことで、あとからの配置がぐっとラクになります。

関連する要素をそろえ、余白でリズムをつくる

もうひとつ意識しているのは、関連する要素を近づけて、ひとつのまとまりにすることです。

情報がバラバラに配置されていると、視線が迷いやすくなります。
でも、意味のつながる要素をグループとしてまとめることで、視線の流れが自然になり、伝えたい内容も伝わりやすくなります。

そのうえで、まとまり同士の間にしっかり余白を取ると、デザイン全体にリズムが生まれます。

私のデザインのはじまりは、余白から

「まず余白から考える」
今の私がデザインを始めるときは、いつもここから始まります。

もちろん、すべてが同じ余白でいいわけではありません。
あえて崩すこともあるし、ときには限られたスペースの中で、情報をぎゅっと詰めて伝える必要がある場合もあります。

モクモ
モクモ

見えないけど、たいせつモク〜!

余白は、見えないけれど、印象・読みやすさ・信頼感を支えてくれる土台のようなもの。
デザインに迷ったときこそ、まずどこを空けておくかを見直すようにしています。

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