独学デザイナーが最初に読んだ2冊
ナツヤアユム
たのしむかいろ
私はデザインを始めるとき、最初に「余白をどう取るか」を考えるようにしています。
そのひと手間だけで、配置に迷うことが減り、全体のバランスもぐっと整いやすくなります。
私はチラシなどを作るとき、まず「どのくらい余白を取るか」を決めるところから始めます。
もちろん、印刷物には仕上がり線から内側に取るべき「安全領域(マージン)」があります。でも、余白を設計する理由は、それだけではありません。
こんなふうに、伝えたい印象や目的に合わせて、空けておくべきスペースを最初に決めておくことで、あとからの配置がぐっとラクになります。
もうひとつ意識しているのは、関連する要素を近づけて、ひとつのまとまりにすることです。
情報がバラバラに配置されていると、視線が迷いやすくなります。
でも、意味のつながる要素をグループとしてまとめることで、視線の流れが自然になり、伝えたい内容も伝わりやすくなります。
そのうえで、まとまり同士の間にしっかり余白を取ると、デザイン全体にリズムが生まれます。
「まず余白から考える」
今の私がデザインを始めるときは、いつもここから始まります。
もちろん、すべてが同じ余白でいいわけではありません。
あえて崩すこともあるし、ときには限られたスペースの中で、情報をぎゅっと詰めて伝える必要がある場合もあります。
見えないけど、たいせつモク〜!
余白は、見えないけれど、印象・読みやすさ・信頼感を支えてくれる土台のようなもの。
デザインに迷ったときこそ、まずどこを空けておくかを見直すようにしています。