パスツールが苦手だった私の練習法

- 好きなものを題材にすると練習が楽しくなる
- 苦手でも、コツコツ続ければ少しずつ慣れていける
パスツールってなんだか難しそう。
はじめのころ、私にとって避けたい存在でした。
でも、好きなものをなぞる小さな練習を重ねていくうちに、少しずつ手が慣れ、コツがつかめるようになりました。
避けてきたパスツールと、向き合うきっかけ
「とにかく難しい」と感じていたパスツール
デザインを始めたころ、パスツールは私にとって高い壁でした。
線は思うように曲がらず、どこをどう操作すればどう動くのか、まったくつかめない。
「なにこれ?」「全然コントロールできない」と、毎回ため息ばかり。
思うように描けないもどかしさに、ついイライラ。
図形ツールで済ませたほうが早いと思い、できるだけパスツールを避けていました。
写真の切り抜きで限界を感じた
そんな私が「やっぱりパスツールを使えるようになりたい」と強く思ったのは、チラシ制作での画像切り抜きがきっかけでした。
背景を消そうとすると、必要な部分が一緒に削れてしまう。
「ここだけ切り抜きたいのに……」と、何度やり直しても輪郭がうまく取れない。
思い通りに画像を扱えないもどかしさが、日に日に大きくなっていきました。
練習は「好きなもの」から始める
好きな画像をなぞることから

パスツールの練習は、自分の「好きなイラスト」や「お気に入りの写真」をなぞることから始めました。
好きなものを題材にすると、自然とモチベーションも上がります。
…とはいえ、仕上がった線はガタガタでカクカク。
大好きなイラストのはずなのに、完成したものは残念な仕上がりでした。
それでも、「とにかく数をこなすこと」を意識して、毎日少しずつ線を引き続けました。
そうするうちに、だんだんと感覚が掴めてきたのです。
完璧を目指さないことで、手が動くように
最初のころは、完璧にトレースしようとして手が止まってばかり。
思い通りに線が引けないたびに、いらだちを感じていました。
でも、「だいたいの形をとれればいい」と思い直してみると、肩の力が抜けて、手がスムーズに動くようになりました。
好きを入口にすれば、苦手もやわらぐ

好きこそ物の上手なれ
うまくできなくても、大丈夫。
好きなものをなぞるだけでも、自然とパスツールに慣れていけます。
そうやって「ちょっとずつ」を積み重ねていくうちに、苦手だったはずのパスツールが、少しずつ味方になっていきました。