からだをいたわる、わたしの習慣

- 「やめどき」がわからず無理を重ねていた私が、体からのSOSに気づいたことが転機になった
- 作業環境や習慣を見直すことで、体の負担が大きく軽減された
気づけば何時間も、パソコンの前から動かない。
そんな日々を当たり前のように過ごしていました。
でも体からのSOSが、働き方を見直すきっかけになりました。
この記事では、体をいたわる視点で見直した作業環境や習慣について、私の実体験をもとにお話しします。
やめどきがわからなかった頃の私
パソコンの前から動けなくなる日々
デザインに慣れないころの私は、ひとつの作業にとても時間がかかっていました。
気づけば何時間もパソコンの前に座りっぱなし。
「あれ、もうこんな時間?」と時計を見て、ハッとすることもしばしば。
休憩を取る余裕もなく、ただひたすら手を動かしていた日々。
気がつけば、そんな生活が当たり前になっていたのです。
疲れているのに、やめられない癖
目はしょぼしょぼ、肩はパンパン、腰も痛い。
でも作業を止めると、「まだやってないこと」が気になって落ち着かなくなる。
そんなふうに、やめどきを決められずに無理を重ねていました。
きっかけは体からのSOSだった
目の疲れ・肩こり・クラクラ…無視できない違和感
ある日、作業中にふと視界がゆがんだように感じました。
立ち上がると、軽いめまいも。
「あれ、おかしいな」と思いつつも、疲れているだけだろうと放置。
でも、それは小さなサインでした。
目の奥が痛んだり、肩こりがひどくなったり、 寝ても疲れがまったく取れなかったり。
少しずつ「なんだか普通じゃない」感覚が積み重なっていったのです。
一度立ち止まることを選んだ転機
ある時、首の痛みが続き、病院で診てもらったところ、「姿勢が原因かもしれませんね」と言われました。
そこで、作業中の自分を横から写真に撮ってもらったところ、アゴが前に突き出た、不自然な姿勢に愕然としました。
これでは首や肩がつらくなるのも当然です。
「このままでは本当にまずいかも」と、初めて危機感を持ちました。
体をいたわるために変えた3つのこと
①環境を整える:まず机と椅子を見直す
最初に取り組んだのは、作業環境の見直しです。
椅子の高さを調整し、ディスプレイの位置を目線の高さに合わせる。
たったそれだけのことでも、肩や腰の負担がぐっと減ったのです。
それまで使っていたのは、いわゆる“お手頃な家具”。
でも、思いきって電動昇降デスクに買い替えました。
高さを柔軟に変えられるので、立って作業することもできます。
気分転換になり、長時間座りすぎることの防止にもなります。
椅子も、首までしっかりサポートできるハイバックタイプに。
姿勢が安定し、首や腰の疲れがぐっと軽くなったのを実感しています。
②目の疲れに効いた夜の習慣
夜寝る前に、あたたかいアイマスクを使う習慣をはじめました。
使用しているのは充電式のタイプで、目元をじんわり温めながら30分ほどリラックス。
すると、目の奥の疲れがやわらいでいく感覚があり、気づけば、以前のようなクラクラが減っていきました。
③なるべくショートカットを覚えて、疲れにくく
作業の効率を上げることで、体への負担も軽減できます。
特に、よく使うショートカットを覚えるだけでも効果は大きいと感じました。
最初は「覚えるのが面倒」と思っていたのですが、習慣になれば自然と手が動くようになりました。
「ちょっとの工夫」で、体がずいぶんラクになることもあります。
よかったら、みなさんも自分の作業スタイルを少し見直してみてはいかがでしょうか?

無理しないでモク~